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土地境界線トラブルが起きた場合の対処法~事前の対策も併せて解説~

土地の境界線のトラブルは、お隣さんとのトラブルであることが多いですが、最悪の場合には法廷での訴訟に至ることもあります。

そこで、トラブルが起きた場合の対処法と、その事前の対策についてご紹介します。

 

まず、境界線トラブルの代表例として、土地の境界の認識が異なることによるトラブルが挙げられます。

このようなトラブルについては、まず両当事者の話合いによる解決を図ります。

この方法が一番費用もかからず、必要とする日数も短く済むといえます。両当事者が主張や証拠を出し合い、冷静に話し合うことが大切です。

 

この方法によって解決することができない場合には、土地家屋調査士という専門家に相談することをおすすめします。土地家屋調査士は、土地の境界線を調査する専門家で、法務局などの役所に保管されている資料を詳細に調査し、現地の境界線などの現況を測量し、結論を出すことができます。

この方法によると、調査測量費が必要となりますし、期間としても1ヶ月以上かかることが多いといえます。

 

これに加えて、ADR(裁判外紛争解決手続)や筆界確定訴訟、所有権確定訴訟というような法的手段を用いることも考えられます。

ADRの場合、訴訟に比べて費用や期間を抑えることができますが、相手方が調停に応じることがなければ不成立となります。

 

以上のようなことにならないように、あらかじめ境界を明確にしておくことが大切です。そのためには、確定測量を行う必要があります。この測量の際に、お隣さんにも立ち会ってもらい、境界の確認を行います。そして、境界線が明らかになった場合、境界点を設置し、境界確認書を取り交わします。

これによってトラブルになることなく、境界線を明確にすることができます。

 

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小西 裕太(こにし ゆうた)
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プロフィール

2017年 弁護士登録

大阪の法律会計事務所に勤務後、2018年に神戸ポート法律事務所を開所

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