過失割合に納得いかない時の対処法
過失割合とは、交通事故に遭った場合に、事故の発生原因の過失がどちらにあるかを計算し、その割合によって賠償額を確定する方法です。
例えば損害額が1000万円の交通事故が起こった場合に被害者側に2、加害者側に8の割合で過失があったと認定された場合には、加害者が8割の800万円を支払うということです。
過失割合は主に当事者の加入している保険会社同士の話し合いの結果として提示されるものです。その割合に納得がいかない場合には、反論をすることができます。
事故状況について双方に争いがある場合には、こちら側の主張を裏付ける証拠が必要となりますが、保険会社に反論をすることは容易ではありません。
そこで弁護士を通して交渉をする方法がおすすめとなります。
また、弁護士に交渉を依頼することのメリットとして、過失割合を訂正させることができるだけでなく、賠償額の増額も期待ができます。
弁護士の交渉だけで賠償額が増額する理由としては、交通事故の賠償額は保険会社が独自の基準で算出したものであり、保険会社としては支払う金銭を少しでも小さくしたいがために、裁判例での基準を下回る額を提示していることが多くなっているからです。
そこで、弁護士が裁判例によって積み重ねられてきた賠償額の基準により交渉を行うことで、結果的に賠償額の増額をすることが可能となるということです。
さらに弁護士に依頼することで、事故の治療に専念できるほか、後遺障害があった場合に診断書に記載すべき事項のアドバイスも受けることができるため、非常におすすめです。
また、逆に相手が過失割合に納得をしないという場合にも、こちら側が弁護士に依頼をすることで落とし所を見つけることができます。
もっとも、どうしても協議が調わないといった場合には、裁判に発展し、最終的に裁判所に過失割合とその額を決定してもらうこととなります。
神戸ポート法律事務所では、交通事故での過失割合についてお困りの方をサポートさせていただいております。交通事故で弁護士をお探しの方はぜひ一度ご相談ください。